歴史があって新しい、南部鉄器の魅力にハマる。
先日、今まで使っていたテフロン加工のフライパンがあまりにもボロボロになってしまっていたので、フライパンを買い替えました。
色々悩んだけど、岩鋳のオムレットに。
オムレツをつくるためのフライパンですが、普通のフライパンとして使用しています。
重いかなー…。焦げ付かないかなー…。手入れ大変かなー…。と心配していましたが、全くそんなことはなく、快適に使用しています。(やっぱりちょっと重いけど…)
それにこの形が非常に良い。取っ手の部分につなぎ目が無いため汚れが落としやすい。
実は、前と同じ様な安いテフロン加工のフライパンも候補に挙がっていたのですが、痛みも早いし、結局また買い替えしなきゃいけないだろうし、なにより表面の加工が剥がれたものが少なからず口に入っていることを考えたら、気が進まなくなってしまった。
軽いもの、焦げ付き難く加工してあるもの、取っ手が付け替えれるもの等、最新のフライパンは沢山ありますし、このフライパンも決して安くはなかったけれど、このシンプルな作りが私は凄く気に入っています。
それになんといっても鋳鉄という素材の良さに非常に魅力を感じます。
現在パナソニック汐留ミュージアムでは南部鉄器の展覧会が開催されています。
3月23日までです。
展覧会のポスターにも写っているピンクのカラーポット、凄くかわいい。
フランス紅茶専門店 Enchan-Thé(アンシャンテ)のオリジナル商品で、以前まで輸出専用に製造していた物が、今は日本でも購入できる様になったそうです。
Enchan-Théが運営するau-dela des mers( オ ドゥラ デ メール)という南部鉄器専門店で販売しています。
南部鉄器に樹脂で着色をしているみたいなのですが、素朴な南部鉄器が何ともお洒落に…。
展覧会には、昔の職人さんが作った作品も多数ありました。
使い勝手がよく考えられているのはもちろんですが、とても細かい装飾がされているものもあって、昔の人の道具へのこだわりや美意識にとても感動してしまいました。
お茶の席なんてまさにそうですが、道具をあえて見せる、愛でる、という習慣とてもすてきだと思います。
『すてきなお道具ですね・・・』
なんて、話もさぞ弾む事でしょう。
因に、私が大好きな柳宗理氏のプロダクトもありました。
南部鉄器に限らず、長い歴史をもつ日本の工芸品は沢山あります。
生活様式は昔と大分変わってしまったけれど、モダンなデザインを取り入れたり、使い勝手を現代にあった様に考え直してみたりして、長所を活かしながら新しいプロダクトに生まれ変わらせる。そういう展開が今後更に期待できそうです。